別ブログから。
何年経っても外国語試験や外国語学習教材をふらふら追い掛け回している人を見ると「果たしてこの人が外国語を使う日はやってくるのだろうか」と虚しい気分になる。
こういう意見は如何にも一般受けしないというのはわかっているが,多少なりともまともに外国語に取り組みたいのであれば,学習初期に「的を絞って無茶をする」戦略は常に有力な選択肢として挙げられると思う。
数ヶ月間狂ったように単語暗記に取り組んで10,000語(WF)程身に付けてしまうだとか,定評ある文法書を1日掛けて読み通してしまうだとか,学習初期に発音の基礎をひと通り身に付けてしまうだとか,この辺りはどうせ避けられない道なのだからさっさと乗り越えてしまった方がよい。
憶えるべきものを憶えてしまえばもう試験がどうこうとか,そういうレベルではなくなっている(逆に言えば,いつまで経っても試験云々から卒業できないのは,憶えるべきものを怠け心で憶えようとしないから)。
学習初期にこうした宿題を済ませ外国語使用者の仲間入りをすると,複利運用よろしくその後の学習の効率性が飛躍的に向上する。
外国語は外から突っつき回していてもだめ。
今日から「無茶」を始めましょう。