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2015/04/28

無茶をする。

別ブログから。

何年経っても外国語試験や外国語学習教材をふらふら追い掛け回している人を見ると「果たしてこの人が外国語を使う日はやってくるのだろうか」と虚しい気分になる。

こういう意見は如何にも一般受けしないというのはわかっているが,多少なりともまともに外国語に取り組みたいのであれば,学習初期に「的を絞って無茶をする」戦略は常に有力な選択肢として挙げられると思う。

数ヶ月間狂ったように単語暗記に取り組んで10,000語(WF)程身に付けてしまうだとか,定評ある文法書を1日掛けて読み通してしまうだとか,学習初期に発音の基礎をひと通り身に付けてしまうだとか,この辺りはどうせ避けられない道なのだからさっさと乗り越えてしまった方がよい。

憶えるべきものを憶えてしまえばもう試験がどうこうとか,そういうレベルではなくなっている(逆に言えば,いつまで経っても試験云々から卒業できないのは,憶えるべきものを怠け心で憶えようとしないから)。

学習初期にこうした宿題を済ませ外国語使用者の仲間入りをすると,複利運用よろしくその後の学習の効率性が飛躍的に向上する。

外国語は外から突っつき回していてもだめ。

今日から「無茶」を始めましょう。


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2015/04/25

TOEIC単語は戦略的に最短距離での攻略を目指そう。


1. 敵を知る:たった3,714語憶えれば900点は取れる

様々なサイトでTOEIC攻略に必要な単語数は5,000だ10,000だと思い思いの数字が挙げられていますが,TOEICを主催しているETS (Educational Testing Service) 自身がちゃんと分析結果を出しているんですよね。

こういう公式見解は大事にしなくてはいけません。

(以下,"Utilizing the British National Corpus to Analyze TOEIC Tests: The Quantification of Vocabulary-Usage Levels and the Extraction of Characteristically Used Words"より引用)

5種のTOEIC公式問題に使用されている語彙の95%を理解するには、平均で、BNC HFWLに含まれている上位3,714語の知識が必要である。

(引用終わり)

上記の引用について簡単に補足説明をすると,まず95%という数字については,文章の内容理解には95%の単語(20語中19語)の知識が必要であるという考え方を採用しています。

つまり,95%わかれば残りの5%は文脈なんかから推測できるし問題も解けるでしょ,ということです。

次に「BNC HFWL」についてですが,BNCというのはThe British National Corpusの略で,簡単に言うと英語を代表する書き言葉や話し言葉の膨大なデータ集(コーパス)のことです。その数なんと1億語超。

で,そのうち頻出度が高い語をリスト化したものがBNC HFWL (High Frequency Word Listsかな?) です。

最後に「3,714」という数字についてですが,これはWord Family (以下WF) 基準での数え方であることに注意が必要です。

WF基準だと活用語や派生語もひっくるめて1語と数えます。

つまり,actもactiveもactingもactivityも(4語ではなく)1語とカウントするということですね。

語彙を語る際に人によって数字がばらけるのも,このWFで数えているかどうかという部分が大きいです。

いずれにせよ皆さんは「頻出の3,714WFのうち,未習得分を憶えればよい」のだと考えておいておください。

2. 3,714語をカバーする単語集を入手する

このブログでは『TOEFLテスト英単語 3,800』か『究極の英単語 SVL』のいずれかをお薦めしています(当然他にも有効な単語集はあるのでしょうが,私自身が使ったことがないものはご紹介できません)。

前者であればRank 1と2を,後者であればVol. 1と2をまずは完璧にし,更に取りこぼしをなくしたい人はその先に進みましょう。

中学・高校とそれなりに真面目に英語を勉強していた場合,『3800』のRank 1や『SVL』のVol. 1には既知の単語がかなりあるはずですから,厳選された3,714語から更に憶えるべき単語が絞られます。

TOEIC単語,恐るるに足らず,です。




3. 学習戦略を立てる

さて,肝心の憶え方ですが……正直細かな方法についてはあまり神経質に考える必要はないかな,と思っています。

というのも,TOEIC学習上暗記すべき単語は比較的平易かつ日常的なもので,(特に今までの勉強を頑張ってきた人にとっては)数もそこまで多くないため,多少の無理が効いてしまうのです。

よって,以下のような最低限のポイントを把握した上で,好みの方法で憶えればよいと思います。

  • 復習が鍵であると知ること:あなたが特異な頭脳の持ち主であるなら話は別ですが,基本的に単語は復習して憶えるものです。

  • 効率的な復習スケジュールを立てること:お馴染みの忘却曲線云々というあれです(参考:「エビングハウスの忘却曲線」に学ぶ、劇的!記憶力アップ術)。

  • 継続できるやり方を採用すること:復習が大事なので,一夜漬け的な方法は✕。少なくとも2, 3ヶ月は継続できる方法が好ましいです。

  • 綴りや意味だけでなく発音も確認すること:これは試験のリスニング上も大切なのはもちろんのこと,今後の英語学習上も極めて重要です。できれば発音記号を読めるようになりましょう。これについては別エントリーで。

4. 学習戦略のサンプルとヒント

とはいえ,「それでは各自好みの方法で勉強してください」ではあまりにも不親切なので,TOEIC単語暗記上のtipsをいくつかご紹介しておきます。

AnkiなどのSRSを活用する

自分で復習スケジュールを組むのが面倒だという人はAnkiPDIC, SuperMemoなどのSRS (Spaced Repetition Software) を利用すると便利です。

SRSはCOCA60k消化やアンチバベルの党建設などの狂気の戦いに臨む際に素晴らしい力を発揮するのですが(何のことかわからない方は今は気になさらずに),TOEIC学習でもちゃんと役に立ちます。

普段の暗記作業&編集用はノートパソコンで,移動中の暗記作業はスマートフォンやタブレットで,などと使い分けると飛躍的に暗記効率が上がります。

辞書データなどを用いて一気に全単語を流し込むのもありですが,基本的にはその日の学習でつまづいた単語をコツコツ手作業で入力・復習してゆくとよいと思います。

付属音声を十二分に活用する(SVLの場合は別売り)

単語の発音を把握していれば,音を聴くだけでもかなりの復習になります。

スマートフォンやタブレットも操作できない移動中や運動中,単純作業中などは勉強した単語をおさらいしましょう。

SVLの場合は音声が別売りなので,下記の教材を用いるかiTunesで音声データをダウンロードするとよいです。




5. TOEIC公式問題集記載の単語の消化

TOEICの語彙対策は上記単語集のいずれかと公式問題集だけで行います。

公式問題集は一切の取りこぼしが無くなるよう徹底的に復習することになりますが,その際,未知の単語や誤った単語はSRSなりノートなりにしっかり記録してゆきます。

公式問題集周りの作業についてはまた別エントリーで触れることにしましょう。


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2015/04/18

TOEIC攻略に掛かるお金はいくら?

2015年4月18日現在の数字で計算すると……
  • 受験3回,公式問題集3冊,TOEFL3800,文法書のケース:
    (5,725×3)+(3,024×3)+2,484+2,592=31,323

  • 受験3回,公式問題集3冊,SVL Vol. 1〜3,文法書のケース:
    (5,725×3)+(3,024×3)+(1,728×2)+1,944+2,592=34,239

  • 受験3回,公式問題集全冊,TOEFL3800,文法書のケース:
    (5,725×3)+(3,024×5)+700+2,484+2,592=38,071

  • 受験3回,公式問題集全冊,SVL Vol. 1〜3,文法書のケース:
    (5,725×3)+(3,024×5)+700+(1,728×2)+1,944+2,592=40,987

当然,受験回数を増やせば増やすほど費用はかさんでいきますし,より短期で攻略すれば時間もお金も節約できます。たかが試験,されど試験。気を引き締めていきましょう。



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英語学習者なら絶対に知っておくべき「最強のリスニング教材」とは?

(これはTOEIC学習法・英語学習法共通の記事です)

▽最強のリスニング教材は「聴き取れるようになりたい対象」そのもの

結論から書きましょう。

CNNをストレス無く視聴できるようになりたい人にとって,CNNこそが最強のリスニング教材です。

SitcomシリーズFriendsが字幕無しで理解できるようになりたい人にとって,FriendsのDVDが最強のリスニング教材です。

隣に住むアメリカ人の◯◯さんご夫妻とコミュニケーションが取れるようになりたい人にとって,◯◯さんご夫妻との会話の録音データこそが最強のリスニング教材です。

ここで言いたいことは2つ。万能のリスニング教材なんてものは存在しないということと,聴き取れるようになりたい対象そのものが最強のリスニング教材であるということです(超重要)。

▽最強のTOEICリスニング教材は公式問題集

私がアンチTOEIC式勉強法で特定のリスニング教材を紹介しない理由も,ここにあります。

公式問題集を買えば,本番と同じ声優さんが本番と同じ形式で吹き込んでくれた1.5時間分(45分×2)もの音声が手に入るではないですか!

新しいものから順に3冊分も揃えれば実に合計で4.5時間分。これを狂ったように何度も何度も聴いて聴いて聴きまくるのです。4.5時間分ものリスニング教材,他の教材に手を出している余裕なんかありません。

さて,精聴,シャドーイング,通学・通勤時や家事中の聴き流し,スクリプトの読み込み……様々な角度から切り込んでゆくと,問題文や解答を暗記してしまっている自分に気が付くでしょう。これはとても良い傾向です。

リスニングにしろリーディングにしろ,内容を暗記してしまうくらい徹底的に反復して「もういいよ……Mikeの都合が悪くなって,水曜14時のミーティングが木曜13時に変わったんでしょ……」などとうんざりするようになったとき,あなたの得点力は飛躍的に向上しています。

▽「聴き取れるようになりたい対象」そのものの教材化が難しい場合

教材化するには音声とスクリプトが必要ですが,残念ながらそれが難しい場合もあります。

冒頭の例だと,隣に住むアメリカ人の◯◯さんご夫妻のケースがそれですね。

わざわざ会話を録音させてもらって誰かに文字起こしを依頼するなんてのも気が引けますし。

このように「聴き取れるようになりたい対象」そのものの教材化が難しい場合には,次善の策で似たような教材を探すべきです。

お隣のご夫妻とはくだけた日常会話を交わす仲なのであればSitcomなどに優秀な教材を見出だせるかもしれません。

間違っても大統領就任演説なんかを教材としてはいけませんよ。

大事な事なので,最後にもう一度書いておきましょう。

聴き取れるようになりたい対象そのものが最強のリスニング教材である。よって,何にでも効く万能のリスニング教材などというものは存在しない。



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2015/04/17

教材あさりは百害あって一理無し!TOEIC攻略3点セットをご紹介

『TOEICテスト パート別対策……』

『TOEICテスト 600点からの……』

『TOEICテスト 3ヶ月で900点……』

書店の英語学習書コーナーに所狭しと積み重ねられたTOEIC関連書籍の山にはいつ見ても圧倒されます。

たかがTOEICに何たる騒ぎかと思わなくもありませんが,それだけTOEIC対策に関して頭を悩ませている方が多いのでしょう。

でも,皆さんは英語学習書コーナーに足を運ぶ必要はありません。

ネット上で新公式問題集,単語集,文法書の3点セットを入手したら,それで終わり。わざわざ学習者の不安を煽り立てる書店に出掛ける意味がありません。

900+を獲得するために必要なものは全て手元にあるのですから。

言うまでもないことですが,時間制約の下,教材の数が増えれば増える程,個々の教材のやり込み度は下がります。

上記3点セットを揃えて血肉にすれば危なげなく900+を獲得できたところ,不安感を煽られて徒に教材を買い集めた結果どれも未消化のまま終わるだなんて,虚し過ぎますよね。

これは大学受験や資格試験などにも通じることです。

学習初期段階では何かと敵を過大評価してしまい,次から次へと参考書を買い集めがちです。

必要な武器一式を揃えてやる気十分で学習を開始するものの,勉強を進めるに連れて何もかも中途半端にしか身に付いていないことに気が付き始め,不安と苛立ちの中,とうとう本番を迎える……結果は言うまでもないですね。

そして,そんな人々の横を所謂「短期合格者」達が猛スピードで追い抜いてゆくのです。

私も某難関国家試験を受けた経験があるのですが,多くの場合,短期合格者達は「学習当初から合格のために消化すべき教材を見極め,それだけを脇目もふらず徹底的に反復する」という点で共通していました。

彼ら彼女らは考えも無く書店に足を運び,惰性で目についた教材を買い足すなんてことはしません。自分がやるべきことを明確に理解しているからです。

なかなか思うように力が伸びず,不安になることもあるかもしれません。そんなときは一度深呼吸して,思い出しましょう。

足りないのは教材ではなく反復量なのだと。

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2015/04/16

やってはいけない!TOEICの趣味化で大幅遠回り

世の中にはTOEICを趣味とする人々がいます。

某掲示板上のTOEIC関連スレに入り浸ってみたり,個人ブログのサイドバー上に何年分もの受験記録を掲載してみたり,twitter上でTOEIC学習者同士交流してみたり(まあ必ずしも悪いこととは言えませんが)……

こうした行動をとっていると知らず知らずのうちにTOEICを肴にわいわいすること自体が目的・楽しみとなり,TOEICで目標点数を獲得するという当初の狙いがぼやけてきます。

皆さんの目標は効率的な試験対策により短期間(最長で半年)でTOEIC900+を獲得し,その後は綺麗さっぱりこの試験のことを忘れることだということを忘れてはいけません。

受験するのは3回まで,点数も右肩上がりしかありえない。少し厳しいですがその位の気持ちで挑んでください。

必要な対策が済んでいないのであれば,受験料や拘束時間の分,受けない(/申し込まない)方が幾分マシです。練習なんて公式問題集でいくらでもできるのですから。

勝算のあるときにだけ,戦いましょう。

必要な対策ができていれば,自分が900+取れることなんて受験前からわかるものです。

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2015/04/09

短期で900点取れる人,取れない人の決定的な違いとは?

▽中学・高校レベルの英語が決定的に大事

厳密な統計を取ったわけではありませんが,TOEIC受験者達からの相談を受け続ける中ではっきりと浮かび上がってきたことの一つが,短期で成果を出せない人の多くが中学・高校時代の英語の内容を疎かにしてきている,ということです。

学校によって進度に差こそあれ,中学生や高校生の頃に度々課された単語テストや文法テストをコツコツ消化してきた人にとって,TOEICに備えて新たに学ぶべき内容は驚く程に少ないのです。

その証拠として,時間に余裕があり,かつ中学・高校時代の教科書類をお持ちの方はそれらを総動員してTOEICの模試なり問題集なりをじっくり自分のペースで解いてみてください。一部の難解な単語や熟語を除き,何処かで見たような内容ばかりの筈です(関係代名詞も分詞構文も仮定法過去もちゃんとやっています)。

真面目な学生時代を送ってきたという自負のある方はおめでとうございます。学生時代の復習もそこそこに,TOEIC用の語彙強化等と公式問題集中心の学習で早期に得点アップが望めるでしょう。

一方で,中学・高校時代の内容なんてさっぱり忘れてしまったという方,いや,そもそもまともに勉強していなかったという方は,TOEIC対策の前にやるべきことがあります。基礎単語と基礎文法の復習です(参考:アンチTOEIC式学習法)。

▽900+に必要な単語集はコレだけ

とはいえ,そこまで心配する必要はありません。貴方が真面目な学生だったかどうかに関わらず,使用すべき単語集や文法書は変わらないからです(つまり,学生時代の復習のために余計にあれこれ買い揃えなくて良いということです)。ただ,当初は同じテキスト内のより基礎の部分を集中的に消化するよう心掛ければ良いだけです。

では,学生時代の復習及びTOEIC対策のために,どんな参考書を揃えれば良いのでしょうか。今回は単語集をご紹介します。

▽TOEFLテスト英単語3800


先ずは『TOEFLテスト英単語3800』です。「いきなりTOEFLの参考書を紹介する奴があるか!」という突っ込みの声が聴こえてきそうですが……大丈夫です。TOEFL対策本として定評のあるこの単語集,TOEIC対策本としても十二分に通用します。

私は学生時代にTOEIC990点を取りましたが,使用した単語集はこの本1冊だけです。自信を持ってお薦めします。

TOEIC受験者の間では有名だった杉村太郎さんの本でも触れられていましたが,『TOEFLテスト英単語3800』ではRank1, 2を完璧にした上で,余裕があればRank 3を憶えてゆくと良いでしょう。音声付きなので移動中でも復習ができて大変便利です。


▽SVLシリーズ


次に,アルクの『究極の英単語』,通称SVL (Standard Vocabulary List)シリーズです。TOEIC学習者のみならず,英語学習者全般に大人気の超有名単語集ですね。私もTOEICやTOEFLの学習後,語彙に抜けが無いか確認するために使用しました(原則として自分で使用したものしか紹介しません)。

SVLシリーズにはVol. 1から4まであるのですが,普通に対策する分にはVol.1とVol. 2だけ,語彙に関して取りこぼしの無いよう万全を期したいという方はVol. 3まで消化すると良いでしょう。TOEIC900点を取るだけならVol. 4は少々行き過ぎです。

もっとも,Vol.1には非常に初歩的な単語が多く含まれているので学習の中心はVol. 2の3,000語になるでしょう。一方で,「中学・高校時代に勉強をさぼってしまった!」という方はVol. 1もしっかり消化することで問題無く追い付くことができる,というわけです。

なお,このSVLシリーズの音声は別売りです。以下を入手しても良いですし,iTunesでVol.毎に音声ファイルを購入することもできるようです。ただコスパを考えたらTOEFL3800の方が良いですね。



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2015/04/08

TOEICの勉強はTOEICの勉強!割り切れないとドツボにはまる。

TOEICといえど英語は英語,対策を進めてゆく内に「結果的に」英語能力が向上することもあるでしょう。

しかし,学習段階ではTOEICの勉強はTOEICの勉強と割り切り,何が何でも超効率的に高得点を毟り取るという鉄の意志を持たなければなりません(もちろん,そんな大袈裟に構えずともやるべきことをやればすんなり高得点を取れます……)。

こんなことを書くのも「TOEIC学習を通じてホンモノ英語を身に付けよう!」などという謳い文句で学習者達をTOEIC蟻地獄に引き摺りこもうとするTOEIC講師と呼ばれる人々が少なからずいるためです。

それどころか,大真面目に「試験対策は邪道。それでは真の英語力が反映されない」などとのたまう輩すらいます。

断言しますが,TOEICの学習段階で真の英語力云々などは一切考慮する必要がありません。

何でもかんでもTOEICを軸に考えるのは(一部の)TOEIC講師の悪癖であって,一学習者としての私達はそんなものに付き合う必要はないのです。

もちろん,一般に彼ら彼女らはTOEICを勉強し「続ける」人々からお金を貰って生活をしているわけですから(受験者数には限りがあるため,皆が皆短期攻略路線をひた走ると商売が成り立たなくなってしまう),やむを得ない部分もあるのかもしれません。

しかしながら,言うまでもなくTOEICはただの英語試験であり,それ以上でもそれ以下でもありません。そして試験を攻略するために必要なのは然るべき試験対策です。

ここで,「ホンモノ英語」だとか「真の英語力」だとか「グローバル人材としての必須英語」だとか,まあよくわかりませんが,とにかく余計な要素をあれこれ付け足すと学習姿勢がブレて,いつの間にやらとんでもない遠回りをする羽目になってしまいます。

試験は試験。短期で攻略してさっさとお別れすべきものなのです。

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サラリーマン必見!どうして昇進基準にTOEICを用いるのか?

一部の日本企業では昇進基準の一つとしてTOEICの点数が用いられているという話はよく聞きますが,好意的に解釈するとこれは英語の基礎知識もさることながら,社員の職務遂行能力変化する力を測ろうとしているのではないかと思います。

ビジネス環境が変化するスピードは加速する一方なわけで,その変化についてゆくに当たり(1)然るべき戦略を立て,(2)それに従い日々こなすべきことをこなし,(3)短期間で一定の成果を残す,という能力は非常に重要です。

ここで,しっかりした学習計画を立てた上で一定期間継続的に学習すれば比較的早期に成果の出るTOEICはそうした能力を測定する上で一定の役に立つのではないか,と思うわけです。

もちろん,飽く迄も英語力を測定する基準としてTOEICを利用している企業も存在するでしょう。

TOEICを受験させれば英語の基礎を身に付けている社員,もとい,最低限の知識すら身に付けておらず,とてもじゃないけれど海外絡みのプロジェクトの前線には立たせられない社員を炙り出すことができますから,その点で意義があります。

一方で,もし本当にこの試験を以て英語の得意な「グローバル人材」なるものを見つけ出そうとしているのであれば……基準設定者はあまり英語のできない人なのだろうと思います。

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2015/04/07

アンチTOEIC式学習法


このブログでは,アンチTOEICの立場から「どうすれば一般の学習者が短期間で効率的にTOEIC900点以上を獲得することができるのか」ということに関して様々なヒントを綴ってゆきたいと思います。

アンチTOEIC式のTOEIC学習法は極めてシンプルです。

  1. 中学・高校の学習範囲である基礎単語や英文法をしっかり押さえ,
  2. 必要に応じて語彙を補強しつつ,
  3. 公式問題集を徹底反復ししゃぶり尽くす

これだけなのです。

中学・高校と真面目に勉強してきた人は1のステップの大部分を省略できますし,大学受験等で頑張ってきた人は2のステップすらあまり時間を掛けなくてよいかもしれません。その場合,正しい方法で公式問題集を消化すれば短期間で高得点が狙えるでしょう。

もしかしたら拍子抜けさせてしまったかもしれません。「パート別問題集はどうした!」「リスニング対策本は!」「現状のレベルに応じて学習法を変えるべきだろう!」……非難の声が聴こえてきそうです。

そうした声には後々一つ一つお答えしてゆくとして,ここでは私の意見を述べておきましょう。

TOEICで900点以上を獲得するために揃えるべきは,高校レベルの良質な文法書1冊,TOEIC又はTOEFL用単語集1冊,『TOEICテスト 新公式問題集』を最新のものから必要なだけ,の3つです。

高校時代に使用していた文法書が本棚で眠っているのであればそれを起こして使用すればよいですし,ネット上の各種サービス(Ankiに代表される各種SRSだとかWeblioだとかVocabulary.comだとか)を利用すれば単語集の購入すら不要かもしれません。まあこの程度はケチらずに揃えた方がよいと思いますが……

猫も杓子も英語試験を受けるこのご時世に「アンチTOEIC」を掲げることは少なからぬ反発を招くことは承知していますが,考えあってのことです。これについても後々お話ししてゆくことにしましょう。

それでは,よろしくお願いします。

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