2015/04/08

サラリーマン必見!どうして昇進基準にTOEICを用いるのか?

一部の日本企業では昇進基準の一つとしてTOEICの点数が用いられているという話はよく聞きますが,好意的に解釈するとこれは英語の基礎知識もさることながら,社員の職務遂行能力変化する力を測ろうとしているのではないかと思います。

ビジネス環境が変化するスピードは加速する一方なわけで,その変化についてゆくに当たり(1)然るべき戦略を立て,(2)それに従い日々こなすべきことをこなし,(3)短期間で一定の成果を残す,という能力は非常に重要です。

ここで,しっかりした学習計画を立てた上で一定期間継続的に学習すれば比較的早期に成果の出るTOEICはそうした能力を測定する上で一定の役に立つのではないか,と思うわけです。

もちろん,飽く迄も英語力を測定する基準としてTOEICを利用している企業も存在するでしょう。

TOEICを受験させれば英語の基礎を身に付けている社員,もとい,最低限の知識すら身に付けておらず,とてもじゃないけれど海外絡みのプロジェクトの前線には立たせられない社員を炙り出すことができますから,その点で意義があります。

一方で,もし本当にこの試験を以て英語の得意な「グローバル人材」なるものを見つけ出そうとしているのであれば……基準設定者はあまり英語のできない人なのだろうと思います。

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