2015/04/08

TOEICの勉強はTOEICの勉強!割り切れないとドツボにはまる。

TOEICといえど英語は英語,対策を進めてゆく内に「結果的に」英語能力が向上することもあるでしょう。

しかし,学習段階ではTOEICの勉強はTOEICの勉強と割り切り,何が何でも超効率的に高得点を毟り取るという鉄の意志を持たなければなりません(もちろん,そんな大袈裟に構えずともやるべきことをやればすんなり高得点を取れます……)。

こんなことを書くのも「TOEIC学習を通じてホンモノ英語を身に付けよう!」などという謳い文句で学習者達をTOEIC蟻地獄に引き摺りこもうとするTOEIC講師と呼ばれる人々が少なからずいるためです。

それどころか,大真面目に「試験対策は邪道。それでは真の英語力が反映されない」などとのたまう輩すらいます。

断言しますが,TOEICの学習段階で真の英語力云々などは一切考慮する必要がありません。

何でもかんでもTOEICを軸に考えるのは(一部の)TOEIC講師の悪癖であって,一学習者としての私達はそんなものに付き合う必要はないのです。

もちろん,一般に彼ら彼女らはTOEICを勉強し「続ける」人々からお金を貰って生活をしているわけですから(受験者数には限りがあるため,皆が皆短期攻略路線をひた走ると商売が成り立たなくなってしまう),やむを得ない部分もあるのかもしれません。

しかしながら,言うまでもなくTOEICはただの英語試験であり,それ以上でもそれ以下でもありません。そして試験を攻略するために必要なのは然るべき試験対策です。

ここで,「ホンモノ英語」だとか「真の英語力」だとか「グローバル人材としての必須英語」だとか,まあよくわかりませんが,とにかく余計な要素をあれこれ付け足すと学習姿勢がブレて,いつの間にやらとんでもない遠回りをする羽目になってしまいます。

試験は試験。短期で攻略してさっさとお別れすべきものなのです。

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